井上内親王(いのえないしんのう、養老元(717)年〜宝亀六(775)年)ってどんな人? という思いを持たれた方が多いと思います。
奈良時代、聖武天皇の皇女で、長い不遇な時期を経ながら、皇后にまでなりましたが、急転直下無実の罪に陥れられて悲惨な最期を遂げた女性です。死後は奇怪な天変地異が相次いだため、これらは「たたり」として恐れられ、後に御霊神として祀られました。
年 西暦 井上内親王を中心とする出来事 年齢 養老元 717 井上誕生、父は聖武帝・母は県犬養広刀自 1 養老五 721 伊勢斎王に卜定される 5 神亀四 727 斎王として伊勢に下向 11 天平十六 744 同母弟の安積親王没(17歳、暗殺?)
伊勢より帰京28 (この頃) 白壁王(後の光仁帝)と結婚 天平十九 747 初めて官位(二品)を授かる 31 天平勝宝六 754 酒人内親王 を出産 38 天平勝宝八 756 聖武帝崩御 40 天平宝字五 761 他戸親王を出産? 45 神護景雲三 769 同母妹の不破内親王、京外追放 53 神護景雲四
宝亀元770 異母妹、称徳帝崩御(53歳)
白壁、光仁帝として即位
皇后に冊立される54 宝亀二 771 他戸立太子 55 宝亀三 772 巫蠱厭魅(まじないをして人を呪うこと)の容疑で皇后を廃される
次いで他戸も皇太子を廃される
酒人、伊勢斎王に卜定される56 宝亀四 773 「空白の闇を求めて−井上内親王、宝亀四年」
山部親王立太子(後の桓武帝)
更に厭魅の容疑で他戸とともに宇智(現五條市)へ幽閉される
「葛城の井上内親王−その悲願」57 宝亀五 774 酒人、伊勢に下向 58 宝亀六 775 井上(59歳)・他戸(15歳)同時に没、暗殺?
「他戸親王−「腕白皇子」の早過ぎた死」
酒人、伊勢より帰京59 延暦十九 800 天変地異が相次ぎ、井上に皇后の位を復して、墓を山陵と追称する
この頃に宇智および奈良の御霊神社創建− 大同元 806 井上の願いにより、高天彦神に四時幣帛を奉ずる − 天長六 829 酒人没(76歳) − ドラマティックな生涯を送った人ですね。
それから以下のホームページを見ていただいけば、また別の親しみが湧くと思います。
王様の楽園 ここを管理している桜小路ももかさんは、多分井上内親王を好きで「追っかけ」している人の中では第一人者です(王城→夢幻のかなたに) まんがで見る五條市史「井上内親王編」 ちょっと脚色がありますが、親しみやすさでは一番! 歴史マンガのページ 古代の斎王第17代目が井上内親王です。
こんなに美人でええんやろか…?私が取り組んだのは、彼女の悲劇的な生涯の中で、運命が暗転した宝亀四年前後にスポットをあてた、ある種の謎解きです。
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関連サイト: 「他戸親王−「腕白皇子」の早過ぎた死」